あまり作物によって濃度を変えたりもしないで、大塚A処方(アミノハウス1号+2号)の
    1/2濃度を基本にして、葉物はチョット薄めとか、適当にやってました(^^;
    2013年8月から、夏場は大塚SA処方(大塚ハウスS1号+2号)の1/2濃度に切り換え。
    それに、2014年からは養液にハイポ(カルキ抜き)の添加を始めました。
    すると、2014年のキュウリが不調に・・・(収穫本数が2012年までの1/3くらいに激減)
    (2013年はキュウリを栽培していない)
    キュウリ以外にも全体的にpHが上昇傾向だったし・・・
    で、今更ですが培養液の処方について(^^;

    処方例 N P K Ca Ma
    園試処方 16.0 4.0 8.0 8.0 4.0
    山崎処方 トマト 7.0 2.0 4.0 3.0 2.0
    山崎処方 ナス 10.0 3.0 7.0 3.0 2.0
    山崎処方 ピーマン 9.0 2.5 6.0 3.0 1.5
    山崎処方 キュウリ 13.0 3.0 6.0 7.0 4.0
    大塚 A処方 18.6 5.1 8.6 8.2 3.0
    大塚 SA処方 17.6 4.4 10.2 8.2 3.0
    大塚 C処方 18.4 5.8 10.3 6.6 3.0
    大塚 C処方(8号抜き) 17.1 5.1 8.6 6.6 3.0
    大塚 SC処方 16.0 4.4 10.2 6.6 3.0
    元データは日本養液栽培栽培研究会 及び OATアグリオより
    (現在は「大塚ハウス」は「OATハウス」に名称変更されています)
    大塚については、古い表と最新の表で数値が違っているので、最新の数値を採用

    園試処方は、わが国の養液栽培の培養液の基礎となった処方
    山崎処方は、作物毎の吸収特性に合わせて細分化した処方

    大塚C処方は、本来はA処方から2号を2割減らして、その分8号を加えた処方だけど、
    私は8号を持ってないので・・・、C処方の8号抜きと言うか、A処方の2号2割減処方(笑)
    (大塚SC処方はSA処方から2号を2割減らすだけで、8号を加えない処方)

    園試や山崎と比べると、大塚はA(SA)処方よりC(SC)処方の方が良さそう?
    って事で、まぁ適当に2号をチョット少なめ。ってな感じでやってます(笑)

    では、A(C)処方とSA(SC)処方の違いは・・・
    硝酸性窒素(NO3-N)とアンモニア性窒素(NH4-N)の比率
    OAT_seibunnsosei.jpg
    NO3-N:NH4-N が、A(C)処方は10:1くらいですが、SA(SC)処方は30:1くらい
    S1号には1号の1/3ほどしかNH4-Nが入ってない。(2号の窒素は全てNO3-N)
    それがpHの上昇やキュウリの不調に関係しているのか?

    アンモニア水=アルカリ性、のイメージから短絡的にアンモニア性窒素が多い方が
    pHが上昇(アルカリ)になる?なんて適当に考えてましたが・・・(^^;
    詳しく書いても余計に解りにくくなるので結論だけ書くと、植物がアンモニア性窒素を
    吸収するとpHが低下して、硝酸性窒素を吸収するとpHが上昇するそうです。
    どちらを優先的に吸収するのかは植物によって違います。
    窒素吸収特性
    養液栽培のすべて 植物工場を支える基本技術」のP.87
    ・著者/編集:日本施設園芸協会, 日本養液栽培研究会
    ・出版社:誠文堂新光社

    で、キュウリは・・・、常にアンモニア性窒素が優先でした(笑)

    6月12日に養液全量交換をし、その後のECとpHの変化

    キュウリ(ミニキュートF2)(8号抜きC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.62 1.49 1.48 1.37
      pH 6.2 5.8 5.1 5.3
    キュウリ(千成F5)(8号抜きC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.67 1.77 1.88 1.93
      pH 6.1 6.2 5.8 4.7
    NH4-Nが少ないS1号から1号に変更したら、いきなりpHが低下傾向に(笑)
    今日、ミニキュートのpHが少し上がったのは測定誤差?
    それともNH4-Nが吸収され尽くして反転した?
    千成F5のECが上昇しているのは何故?もう少し薄めでも良いのかなぁ?

    八丈オクラ(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.42 1.34 1.29 1.22
      pH 6.4 6.1 6.1 6.2
    S1号でもオクラのpHは安定してますねぇ。
    NO3-NとNH4-Nを同等に吸収してる?
    しかも、窒素吸収量がそれほど多く無いのかなぁ?

    万願寺トウガラシ(SC処方の0.5倍 + SC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.65 1.55 1.56 1.65
      pH 6.4 6.7 6.8 6.9
    ECは結構安定してるんだけど、pHは上昇傾向
    トウガラシはピーマンと同じ特性(pHが低い時にはNO3-N優先でpHが上昇、
    pHが高い時にはNH4-N優先でpHが低下)だと思うので、ある程度NH4-Nが
    入っている方がpHが安定しそう。

    ナス(フィレンツェ)(SC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.84 1.65 1.61 1.64
      pH 6.3 6.8 7.2 7.4
    万願寺トウガラシ以上にpHが上昇傾向
    ナスもpHが高くなるとNH4-N優先なので、NH4-Nが入っている方が良さそう。

    トマト(リーセントルーブ、カーボン)(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.39 1.18 1.02 0.93
      pH 6.3 6.7 7.0 7.1
    トマト(ワーンミニトマト、アンデス)(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.39 1.14 1.03 0.93
      pH 6.4 6.7 7.1 7.3
    トマトはECが結構低下しているので、もっと濃くした方が良いかも?
    pHはドンドン上昇してるし・・・(^^;

    毎日チェックするのも面倒なので、とりあえずこれで終了(笑)
    今後は時々チェックして、A,C,SA,SC処方を使い分けようと・・・できるかな?(笑)
    特にNH4-N優先のキュウリは、1号とS1号を混合してNH4-Nの比率を調整すれば、
    もっと安定させられるかも?

    pHの事だけを考えると、S1号より1号の方が良さそう。S1号の利点って何?(笑)
    夏の方が消費量が多いので、今の在庫(S1号)が無くなったら次も夏用のS1号を
    購入しようと思ってたんだけど、残り少ないアミノハウス1号が無くなったら、
    またアミノハウス1号かOATハウス1号を購入しようかなぁ?

    あと、ハイポ(カルキ抜き)はキュウリの不調やpH上昇に関係なかったですね(^^;
    キュウリにもハイポ添加します。
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    この記事へのコメント
    私はまだ使ったことがありませんが、
    確かハイポニカ液肥はアンモニア性窒素が入ってませんでしたよねぇ。
    それでもキュウリって育ってたような?
    そんなに採れてないのかなぁ?(笑)
    それともアンモニア性窒素に変わる何かが入ってるとか?
    アンモニア性窒素が入ってないと葉色が悪くなるって
    どこかで見たような見てないような(笑)

    これから種蒔きするトマトのために次作る液肥はSA処方にしようと思ってたんですけど、A処方液肥も置いてた方が良さそうですねぇ。
    SA処方液はトマトの為に・・・って使い分けるの面倒かもーーー(笑)
    2015/06/17(水) | semirey [ 編集]
    【semireyさん】
    私がハイポニカ液肥を初めて購入したのは2007年7月ですが、この年はトマトだけ。
    翌年からはナスやキュウリの栽培も始めましたが、2008年9月には大塚ハウスを購入
    しているので、2009年には大塚に完全移行し、ハイポニカは実質2008年の1年だけ。
    しかも、ミニキュウリは2010年からで、それ以前のキュウリ(普通サイズ)は2008年も
    2009年もダメダメでしたから、ハイポニカとキュウリの相性はよく判りません(^^;

    リン酸とカルシウムを高濃度のまま混合すると、リン酸カルシウムとして沈殿して
    しまうのでA液とB液に分けてあるんだけど、ハイポニカの保証成分を見ても、
    http://q-and-a.gokigen-yasai.com/?eid=35
    カルシウムが入っているはずのB液にカルシウムの記載が無い(でも入っている)
    A液は、窒素全量 1.0%(内硝酸性窒素 1.0%) って書き方なのに、
    B液は、硝酸性窒素 3.0% とだけ書かれていて全量の記載が無い。
    保証成分には書いてない(保証はしてない)けど、じつはアンモニア性窒素も入っている。
    って落ちがあるかも?(笑)

    OATの成分表も、SA(SC)処方のアンモニア性窒素が「(8)」と括弧付きになっている
    理由がわからない。何の説明も無いんですよねぇ(^^;

    ハイポニカの成分について検索してたら・・・
    http://sunday.rec-o.com/water_culture/pepper/5570.html
    Naomiさんが既に3年前の「瀬古商店の液肥を買ってみたですよ。」って記事の中で、
    アンモニア態チッソが入っている利点として「pHが安定する」と書かれてました(笑)
    「葉色が濃くしっかりとする」とも書かれてます。

    作物によって処方を使い分けるなんて面倒ですよねぇ。私もできる自信が無い(笑)
    ホントにこれでキュウリの収量が上がるのか?まだ何とも言えないし、A処方から
    SA処方に変えてトマトが良くなったって実感も無いし・・・(^^;
    とりあえず、1号とS1号を半々で混合した培養液を全作物で使ってみるかなぁ?
    2号も合わせて3液の調合になるけど、1号とS1号は濃厚原液のまま混ぜちゃっても
    問題がないはずなので、それほど面倒ではないのでは・・・(^^;
    2015/06/17(水) | hiro [ 編集]
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