あまり作物によって濃度を変えたりもしないで、大塚A処方(アミノハウス1号+2号)の
    1/2濃度を基本にして、葉物はチョット薄めとか、適当にやってました(^^;
    2013年8月から、夏場は大塚SA処方(大塚ハウスS1号+2号)の1/2濃度に切り換え。
    それに、2014年からは養液にハイポ(カルキ抜き)の添加を始めました。
    すると、2014年のキュウリが不調に・・・(収穫本数が2012年までの1/3くらいに激減)
    (2013年はキュウリを栽培していない)
    キュウリ以外にも全体的にpHが上昇傾向だったし・・・
    で、今更ですが培養液の処方について(^^;

    処方例 N P K Ca Ma
    園試処方 16.0 4.0 8.0 8.0 4.0
    山崎処方 トマト 7.0 2.0 4.0 3.0 2.0
    山崎処方 ナス 10.0 3.0 7.0 3.0 2.0
    山崎処方 ピーマン 9.0 2.5 6.0 3.0 1.5
    山崎処方 キュウリ 13.0 3.0 6.0 7.0 4.0
    大塚 A処方 18.6 5.1 8.6 8.2 3.0
    大塚 SA処方 17.6 4.4 10.2 8.2 3.0
    大塚 C処方 18.4 5.8 10.3 6.6 3.0
    大塚 C処方(8号抜き) 17.1 5.1 8.6 6.6 3.0
    大塚 SC処方 16.0 4.4 10.2 6.6 3.0
    元データは日本養液栽培栽培研究会 及び OATアグリオより
    (現在は「大塚ハウス」は「OATハウス」に名称変更されています)
    大塚については、古い表と最新の表で数値が違っているので、最新の数値を採用

    園試処方は、わが国の養液栽培の培養液の基礎となった処方
    山崎処方は、作物毎の吸収特性に合わせて細分化した処方

    大塚C処方は、本来はA処方から2号を2割減らして、その分8号を加えた処方だけど、
    私は8号を持ってないので・・・、C処方の8号抜きと言うか、A処方の2号2割減処方(笑)
    (大塚SC処方はSA処方から2号を2割減らすだけで、8号を加えない処方)

    園試や山崎と比べると、大塚はA(SA)処方よりC(SC)処方の方が良さそう?
    って事で、まぁ適当に2号をチョット少なめ。ってな感じでやってます(笑)

    では、A(C)処方とSA(SC)処方の違いは・・・
    硝酸性窒素(NO3-N)とアンモニア性窒素(NH4-N)の比率
    OAT_seibunnsosei.jpg
    NO3-N:NH4-N が、A(C)処方は10:1くらいですが、SA(SC)処方は30:1くらい
    S1号には1号の1/3ほどしかNH4-Nが入ってない。(2号の窒素は全てNO3-N)
    それがpHの上昇やキュウリの不調に関係しているのか?

    アンモニア水=アルカリ性、のイメージから短絡的にアンモニア性窒素が多い方が
    pHが上昇(アルカリ)になる?なんて適当に考えてましたが・・・(^^;
    詳しく書いても余計に解りにくくなるので結論だけ書くと、植物がアンモニア性窒素を
    吸収するとpHが低下して、硝酸性窒素を吸収するとpHが上昇するそうです。
    どちらを優先的に吸収するのかは植物によって違います。
    窒素吸収特性
    養液栽培のすべて 植物工場を支える基本技術」のP.87
    ・著者/編集:日本施設園芸協会, 日本養液栽培研究会
    ・出版社:誠文堂新光社

    で、キュウリは・・・、常にアンモニア性窒素が優先でした(笑)

    6月12日に養液全量交換をし、その後のECとpHの変化

    キュウリ(ミニキュートF2)(8号抜きC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.62 1.49 1.48 1.37
      pH 6.2 5.8 5.1 5.3
    キュウリ(千成F5)(8号抜きC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.67 1.77 1.88 1.93
      pH 6.1 6.2 5.8 4.7
    NH4-Nが少ないS1号から1号に変更したら、いきなりpHが低下傾向に(笑)
    今日、ミニキュートのpHが少し上がったのは測定誤差?
    それともNH4-Nが吸収され尽くして反転した?
    千成F5のECが上昇しているのは何故?もう少し薄めでも良いのかなぁ?

    八丈オクラ(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.42 1.34 1.29 1.22
      pH 6.4 6.1 6.1 6.2
    S1号でもオクラのpHは安定してますねぇ。
    NO3-NとNH4-Nを同等に吸収してる?
    しかも、窒素吸収量がそれほど多く無いのかなぁ?

    万願寺トウガラシ(SC処方の0.5倍 + SC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.65 1.55 1.56 1.65
      pH 6.4 6.7 6.8 6.9
    ECは結構安定してるんだけど、pHは上昇傾向
    トウガラシはピーマンと同じ特性(pHが低い時にはNO3-N優先でpHが上昇、
    pHが高い時にはNH4-N優先でpHが低下)だと思うので、ある程度NH4-Nが
    入っている方がpHが安定しそう。

    ナス(フィレンツェ)(SC処方の0.7倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.84 1.65 1.61 1.64
      pH 6.3 6.8 7.2 7.4
    万願寺トウガラシ以上にpHが上昇傾向
    ナスもpHが高くなるとNH4-N優先なので、NH4-Nが入っている方が良さそう。

    トマト(リーセントルーブ、カーボン)(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.39 1.18 1.02 0.93
      pH 6.3 6.7 7.0 7.1
    トマト(ワーンミニトマト、アンデス)(SC処方の0.5倍)
        12日 13日 14日 15日
      EC 1.39 1.14 1.03 0.93
      pH 6.4 6.7 7.1 7.3
    トマトはECが結構低下しているので、もっと濃くした方が良いかも?
    pHはドンドン上昇してるし・・・(^^;

    毎日チェックするのも面倒なので、とりあえずこれで終了(笑)
    今後は時々チェックして、A,C,SA,SC処方を使い分けようと・・・できるかな?(笑)
    特にNH4-N優先のキュウリは、1号とS1号を混合してNH4-Nの比率を調整すれば、
    もっと安定させられるかも?

    pHの事だけを考えると、S1号より1号の方が良さそう。S1号の利点って何?(笑)
    夏の方が消費量が多いので、今の在庫(S1号)が無くなったら次も夏用のS1号を
    購入しようと思ってたんだけど、残り少ないアミノハウス1号が無くなったら、
    またアミノハウス1号かOATハウス1号を購入しようかなぁ?

    あと、ハイポ(カルキ抜き)はキュウリの不調やpH上昇に関係なかったですね(^^;
    キュウリにもハイポ添加します。
    年末年始、ほぼ1ヶ月サボってましたが、生きてます(笑)
    今更ですが今年も宜しくお願いいたします。

    R0011773.jpg
    年末にアミノハウス1号の濃厚原液を作ったのですが・・・
    アミノハウス1号と、大塚ハウスS1号、どちらも同じに見えるけど、

    R0011774.jpg
    ペットボトルの底の方をアップにすると、アミノハウス1号には白い沈殿物が・・・orz

    R0011775.jpg
    元々お湯で溶かしたんだけど、全然溶けてくれないのがこんなに・・・。
    ペットボトルごと40度のお風呂に沈めて、温めから振っても全然ダメ。

    2種類の粉体を均一に混ぜた物に振動を与えると、大きさや比重によって上下に
    分離するよね。
    瓶の底に数粒の大豆を入れ、大豆が完全に埋まる量(数cm)の小豆を入れて振ると、
    いずれは全ての大豆が小豆の上に浮き上がって来ます。(ブラジルナッツ効果)

    アミノハウス1号も運搬時の振動等で10kg袋の中で成分の偏りが出来て、私はそれを
    600gずつに小分けしているので、最初の600gと最後の600gでは成分が違っている?
    最後に小分けしたのは、たぶん残り3kgくらいだったと思うけど、10kg袋の底の方には
    溶けにくい成分が多くなっちゃってたってことなのかなぁ?

    それとも購入してから6年以上、私の保存が悪くて経年変化で溶けにくくなった?
    どちらにしても、プロの農家さんは1袋(10kg)単位で使うんだろうなぁ?
    それを小分けなんかしてるから・・・、でも仕方がないけど(^^;

    そう言えば、大塚アグリテクノ株式会社(Otsuka AgriTechno Co., Ltd.)は昨年に
    社名変更をして、OATアグリオ株式会社(OAT Agrio Co., Ltd.)になってますね。
    2010年には既に大塚グループとの資本関係が無くなっており、ついに「大塚」の冠を
    取っちゃったってことですね。とは言っても「OAT」は元々、旧社名の略称であって
    「Otsuka Agri Techno」の略なんだから、「OAT」の「O」は大塚の「O」だけどね。
    それより「OAT」の「A」はアグリの「A」なのに、その後ろにまたアグリって付けるのは
    変じゃない?それに末尾の「オ」って何?(笑)

    OATアグリオの通販サイトによると、
    「AGRIO」とは、農業を意味する英語「AGRI」と「O」を組み合わせたものです。
    「O」は、OATアグリオのイニシャルであり、オンラインの「O」であると共に、
    私達を意味する「OUR」、緑地やオアシスを意味する「OASIS」、果樹園を意味する
    「ORCHARD」、 唯一の存在を意味する「ONE」などの思いも込められています。

    ってことで、いろいろな意味を込めているらしいけど、「イニシャルであり」って、
    イニシャルを末尾にまた付けるって・・・
    結局、「OATアグリオ」は「Otsuka Agri Techno Agri Otsuka」って意味?
    単語単位の回文ですね(笑)
    もう単純に「株式会社アグリオ」とかにしちゃえば良かったのに(笑)

    社名変更に伴ってURLも変更されているので、このブログの過去記事の大塚関係の
    リンクはTOPページに飛ばされちゃいますね(^^;
    以前にハイポ(カルキ抜き)について書きました。
    ハイポってどうよ?
    ハイポってどうよ?その2
    その時に浄水器についてのコメントを頂いていたのですが、
    何故あの時に確認しなかったのか・・・?今更ですが確認です(笑)

    R0010443.jpg R0010444.jpg
    うちに有るのはポット式の浄水器だけ。
    使っているカートリッジはこれ(ポット本体とは別メーカー)
    もう販売終了になるみたいですが・・・(^^;

    R0010439.jpg
    ポットに溜めた水じゃなくて、カートリッジを透過した水を直接試験管に受けて確認

    R0010440.jpg R0010442.jpg
    左から
    ① 蛇口から直接の水道水(+試薬)
    ② 浄水器の水(+試薬)
    ③ 試薬を入れていない水道水
    ④ ②をそのまま
    浄水器の水はほとんど着色してません。
    念のため試薬を入れていない水道水と比べて見ると・・・う~ん、ほんのり?

    思ったよりもしっかり除去できてますねぇ(^^;
    遊離残留塩素だけに限れば、カートリッジ1本で除去できる水量は350Lらしい。
    でも液肥に使うには、夏場に何本のカートリッジが必要になるのか?(笑)
    まぁ、これは一応確認しただけって事で、液肥作りにはハイポを使います。
    昨日、ハイポ(チオ硫酸ナトリウム)によるカルキ抜きについて書きましたが、
    実際にどのくらい添加すればカルキが抜けるのか?
    残留塩素チェックをしてみました。

    私が使ったのはこれ
    47-1200.jpg
    ただ、濃度が何mg/Lなのかって言うよりも残っているかどうかって感じなので、
    カラーチャートと比較なんてしなくても、水の色がピンクになるかどうかだけ。

    47-8050.jpg
    測定キットじゃなくても試薬だけで良かった(^^;

    R0010024.jpg R0010026.jpg
    左から
    ① 蛇口から直接、試験管に注いだ水道水
    ② 20Lのタンクを水道水で満水にし、そのタンクの水
    ③ ②のタンクに、ハイポを5滴入れた水
    ④ ③のタンクに、さらにハイポを5滴(計10滴)入れた水

    ①②はほぼ同じなので、以前のハイポがタンク内に残っていない事を確認。
    ③はピンク色がかなり薄くなってますが、5滴ではまだ足りない。
    ④はほぼ透明なので、20Lに10滴でほぼ全ての塩素が中和された。
    (ハイポ原液については昨日の記事を参照)

    R0010032.jpg
    次に、ハイポに頼らないで汲み置きしたらどのくらいカルキが抜けるのか?
    エアレーションも無く、洗面所の隅にフタをしないで置いておいただけ。
    タンクが2つ有るのは、

    R0010028.jpg R0010029.jpg
    片方は蛇口から普通にタンクに注水、もう片方はシャワーでタンクに注水
    どちらも10Lずつ入れてます。

    R0010031.jpg R0010034.jpg
    左から
    ① 普通にタンクに注水した水
    ② シャワーでタンクに注水した水
    ③ ①の約29時間後
    ④ ②の約29時間後

    エアレーションをするとカルキが抜けるのが早くなる様なので、シャワーで
    注水すれば少しは抜ける?って思ったけど、①②はほぼ同じでした(^^;

    ③④は24時間後くらいに確認するつもりだったんだけど・・・、つい遅れて(^^;
    前日の確認でハイポを5滴入れた水と同じくらいの色です。
    1日では完全には抜けなくて、2~3日は必要ですね。

    2日後、3日後まで確認すれば良かったんだけど、実際に栽培している作物に液肥を
    補給してやらないとダメだし、そんなに実験をしてられません。それに、夏場には
    1日で40Lとか消費するのに、何日も汲み置きするなんて現実的では無いので、
    やっぱりハイポに頼らないと仕方がないですね。1日汲み置きしてハイポ5滴でいい?

    じつは、この確認を行ったのは昨年の9月19日の水道水です。
    まだ記憶に新しい、台風18号により京都・嵐山の渡月橋周辺など、各地で冠水被害が
    あったのが9月16日なので、普段より塩素注入量が多かった可能性があります。
    まぁ、季節の違いとか、時々チェックしながらハイポを添加しようと思います。
    もう6日ですが、あけましておめでとうございます。
    今年のブログ初めです。
    とは言っても、内容は昨年の事なんですけど・・・(笑)
    昨年はマンションの大規模修繕工事の所為で7月上旬までベランダが使えず、
    夏野菜が作れずにいたので、図書館で色々と読み漁っていたら、複数の書籍に
    水道水の消毒用塩素についての記述が・・・


    養液栽培のすべて 植物工場を支える基本技術
    ・著者/編集:日本施設園芸協会, 日本養液栽培研究会
    ・出版社:誠文堂新光社
     P.56-57より引用

      水道水を使用する場合に注意しなければならないのは、消毒を目的に
     使用された塩素(残留塩素)による根傷みの発生である。通常、水道水
     に残留している濃度の塩素(次亜塩素酸)だけでは根傷みは発生しない。
     しかし、アンモニウムイオン(NH4+)と反応して生成される結合塩素(ク
     ロラミン)は、根を激しく傷める。培地を使用しないいわゆる水耕では、
     その影響は大きい。水道水で作成した間もない培養液を栽培ベッドに供
     給する必要がある場合は、給液前にハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を水
     1m3当たり2.5g溶かしておく。ハイポの添加は培養液、作成前の水道水
     どちらでもよく、効果は速やかに表れる。水耕栽培される野菜では、ほ
     ぼ例外なくこの障害を受けるが、サラダナは特に弱く、ネギは比較的強
     い。高温期に作成間もない培養液を多量に栽培槽に補給する場合や全量
     更新の場合は、特に注意する必要がある。
      取水地によりカルシウム濃度が100ppmを越える水道水があり、養液
     栽培の使用可能な用水の限界濃度を超える場合は水道水といえども使用
     できない。

    日本の水道は、各家庭の蛇口から出てくる水の遊離残留塩素が0.1mg/L(結合
    残留塩素の場合は0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすること。と決め
    られています。

    余談ですが、欧米では上限が決められているが、日本の規定は下限だけで
    上限が無いので、日本の水道は諸外国と比べて塩素濃度がかなり高いらしい。
    沖縄では日本返還によって上限が無くなり、カルキ臭い水になってしまったとか。
    しかも返還後にアトピー患者が増加したって話も・・・・。

    とにかく、気温が高くて雑菌が繁殖しやすい夏場は濃くなるし、特に台風などで
    大雨が降って、河川などの取水地が濁れば更に塩素注入量が増やされる。

    もしかすると、台風などでしばらく天気が悪い日が続き、台風一過の晴天で
    グッタリしている時に、養液槽に雨が入っちゃったからと、塩素濃度が濃い時の
    水道水で液肥を作って全量交換なんてしたら、余計にダメージを与えている事に
    なってたのかも?
    調子が悪いので全量交換。なんてのも最後の止めを刺す行為になってる?

    DSC02783.jpg DSC02782.jpg
    で、ハイポ
    水耕栽培をやっててハイポって言われると、ハイポニカ?ハイポネックス?
    って感じですが、鑑賞魚飼育をされている方はカルキ抜きなんでしょうね。
    水槽の大きさによって何粒となってますが、粒の大きさが揃っているわけでも
    ないし、かなりアバウトな感じ?
    とにかく、昨年はカルキ抜きをした水で液肥を作ってました。

    では、どのくらい添加するのが良いのか?ネットで検索すると、いくつかの
    サイトが見つかるんだけど、計算式が若干違ってたりして、何を参考にどんな
    基準で計算したのかはもう忘れちゃいました(^^;
    どうせ水道水の残留塩素濃度は一定ではないので、まあ適当です。

    DSC02786.jpg DSC02787.jpg
    100mL中に4gのハイポを溶かしたものを、2Lの水道水に1滴(0.05mL)添加すると
    2mgのハイポを溶かした事になります。1m3当たりに換算すると1gなので、上記の
    書籍「養液栽培のすべて」の基準(1m3当たり2.5g)よりは薄め。
    20Lのポリタンクで液肥を作る時は通常10滴、台風後などは15滴とかにしてました。
    ちなみに、平均的な大きさの1粒で100mg以上なので、袋の裏に書かれている量は
    かなりハイポ過剰だと思う。

    で、効果については、一昨年までは撤収時の根っこ写真をあまり撮ってないし、
    昨年は栽培期間も短いし、何とも言えないんだけど・・・(^^;

    DSC02153a.jpg
    ハイポを添加していない2012年のオクラ撤収時の根っこ

    R0010182a.jpg
    ハイポを添加した2013年のオクラ撤収時の根っこ
    写真で比較すると、2012年の根っこがかなり黒いのがわかります。

    R0010185.jpg
    2013年の根っこを切り開いた状態(2012年のは撮ってない)
    ポット直下が茶色くなってますが、中の方でもあまり黒くなってません。

    オクラの水耕栽培は一昨年が初めてで、根っこがなんか凄く溶けるなぁ。
    って感じがしてたんだけど、昨年はそうでもなくて、オクラだけに限らず、
    トマト・ナス・トウガラシなども液肥の濁り方が全然違って透明でした。
    昨年は結局一度も全量交換をしませんでした。
    ただ、地上部の生長とか収穫量に結びついているかは・・・不明(^^;

    とりあえず、今年もカルキ抜きをした液肥で栽培しようと思ってます。
    ただし、ハイポを入れすぎたらどうなるのか?逆に残留ハイポの影響は?
    生長具合や味、更にはそれを食べる人間への影響は・・・。
    カルキ抜きをしてしまうと液肥が腐りやすくなるので、カルキ抜きは
    しない方が良い。って意見もある様です。

    今日は久しぶりに、夜から雨が降り出しました。
    何日ぶりの雨だろう?昨日までよりは気温が少し低いけど・・・蒸し暑い。

    DSC02819.jpg
    もう8月下旬なのに、今日から液肥を夏用に変えました。
    と言っても、全量交換じゃなくて継ぎ足しただけだけどね。
    まあ、実感できる様な違いは無いんだろうなぁ(笑)

    DSC02843.jpg
    一番左のアミノハウスは、7月24日に作った原液の残り。寒くなったらまた使います。
    いつもと同じ作り方をしたんだけど、いつもは無い白い沈殿物が・・・なぜ?

    真ん中が大塚ハウスS1号、見た目ではアミノハウスと判らないですね。
    9月末か、もしかしたら10月中旬頃までSA処方の1/2濃度にする予定です。
    23日から二十四節気の大暑、この15日間が1年で一番暑い頃と言われてます。
    この季節いつもなら、うちでは平均30L/日くらいの液肥を毎日せっせと運ばなければ
    ならないのに、今年はまだ苗が小さいので楽できてます(笑)

    今日は久しぶりに濃厚原液作りをしました。A処方の1/2濃度の液肥にして800L分。
    これで1号の粉末は残り1.8kg、今年に無くなる事は無いけど、来年には足りなくなる。
    液肥の消費はほとんどが夏なので、S1号を購入して、6~9月はSA処方にした方が
    いいのかなぁ?10~5月は今までと同じA処方にするけど、たぶん残りの1.8kgで
    数年は大丈夫なんじゃないかなぁ?と思案中です。

    で、大塚ハウスについて調べてたら、タンクミックスなる肥料を見つけました。
    FまたはAの粉体とBの液体を同一タンクで溶かし、濃厚原液を1液にできるタイプです。
    こんなの前から有ったかなぁ?と思って、農水省のサイトで肥料登録を検索したら、
    B液は10年近く前(平成16年4月26日)に登録されてましたが、FとAの粉体肥料は
    昨年末(平成24年12月25日)の登録でした。
    それに、メーカーサイトでは養液土耕栽培用肥料に分類されてました。
    【追記】
    (FとAは昨年末に成分変更で再登録した様で、製品としては以前から有ったみたい)


    タンクミックスと大塚ハウスの成分組成表を抜粋すると、

    タンクミックスの成分組成
    タンクミックス

    大塚ハウスの成分組成
    大塚ハウス

    単位等が違うので数値が1桁違いますが、そのまま1桁ずらして比較して大丈夫です。
    これくらいの違いって、ほとんど同じと言えるのか?全然違うのか?・・・(^^;
    タンクミックスの特徴には、A&Bは大塚A処方に近い組成です。と記載されているし、
    養液土耕用と言っても、水耕でも使えるんじゃないのかなぁ?

    本などを見ると植物の生長には、
    窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、硫黄(S)、
    鉄(Fe)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ホウ素(B)、モリブデン(Mo)が必須元素で、
    他にも、ケイ素(Si)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)など
    を必要とする植物もある様です。

    成分組成表には、これらの元素全ては表記されていないので、表記以外の成分により
    養液栽培用肥料と養液土耕用に分けられているのか?5号を添加すれば・・・。
    水耕でも使えるのなら濃厚原液が1液ってのは魅力ですよねぇ。
    でも、濃厚原液の調製法を見ると、[F&B]は100Lで[A&B]は200L
    成分組成はほとんど同じなのに、なんで2倍も濃さが違うの?
    [A&B]は[F&B]と同じ濃さの原液にはできないの?う~ん、判りません。

    [A&B]のこの原液を100倍に希釈すれば、いつものハウスA処方の1/2濃度の液肥に
    近くなります。[F&B]なら200倍

    FまたはAの粉末1袋とB液1箱で、ハウスA処方の同等液肥が1000L作れます。
    これはハウスだと1号15kg+2号10kgに相当します。

    ハウスとタンクミックスどちらも販売している豊田肥料さんの価格で比較すると、

    タンクミックスF 11kg 6,040円
    タンクミックスA 10kg 5,590円
    タンクミックスB 20kg 4,420円

    アミノハウス 1号 10kg 5,390円
    アミノハウスS1号 10kg 5,390円
    大塚ハウス 1号 10kg 5,080円
    大塚ハウス S1号 10kg 4,870円
    大塚ハウス 2号 10kg 2,900円

    タンクミックスは[A&B]10,010円、[F&B]10,460円
    一番安い大塚ハウスS1号が、15kg換算で7,305円 + 2号 10kg 2,900円 = 10,205円
    高いアミノハウスなら、15kg換算で8,085円 + 2号 10kg 2,900円 = 10,985円

    コスト面ではハウスよりタンクミックスの方が若干有利?
    ハウスは1号2号を3:2で混ぜるのに販売単位がどちらも10kgだけど、タンクミックスは
    混合比率に合った販売単位なので同時に使い切れるしね。
    ただ、B液1箱が20kgなので保管が・・・
    4Lのハイポニカ液肥が、5,250円 → 6,300円(税込)になります。
    協和株式会社のオンラインショップでは、既に値上がりしてます。

    協和の販売代理店のごきげん野菜(店長さんが元協和社員)では、
    5月1日から新価格になる様です。

    同じく協和の販売代理店のECOGUERRILLAでは、4月下旬~
    になっているので、もういつ値上がりしてもおかしくないですね。

    もう少しで無くなりそうな方、近々購入予定の方は、
    値上げ前に購入された方がいいですよ。

    ECOGUERRILLAでは大塚ハウス肥料も取り扱い出したので、
    大塚ハウスが更に購入し易くなってますし、今回の値上げで、
    ハイポニカから大塚ハウスに変える方がいるかも?
    大塚ハウス肥料の詳細はこちら

    で、大塚ハウス肥料の注意点を
    小分けした物を購入したのでは低価格の恩恵が無いので、
    10kg入りを購入すると、とにかく量が多いです(笑)
    1号+2号で20kgもあって、なかなか減りません。

    4Lのハイポニカ液肥を1年で使い切った私が、大塚ハウスを
    購入したのが2008年の秋、現在1号が約4.5kg残ってます。
    (粉末+濃厚原液の粉末換算)
    期間は3年半ですが、感覚的に冬は夏の1/10以下の使用量
    なので、3シーズンで5.5kg、1.8kg/年くらいのペースですね。
    2号の使用量は1号の2/3なので、1.2kg/年くらい。
    ほとんど基本のA処方の1/2濃度(約EC1.3)にしているので、
    1号:1.8kg + 2号:1.2kgで液肥2400L分
    (4Lのハイポニカ液肥を500倍希釈で2000L)

    今のペースのままだと、使い切るまでに1号は5年以上、2号は
    8年以上かかります。しかも1号と2号は使用量が違うので、
    同時に使い切るタイミングは16年以上先のこと(笑)
    自分がどのくらいの期間で使い切れるのか、自分のハイポニカ
    の消費ペースで換算してみて下さい。

    問題はこの長い期間の保存方法
    冷暗所で保管するのは当たり前だけど、湿気も厳禁です。
    特に2号は吸湿性が高く、潮解性が有ります。
    潮解(ちょうかい)とは、物質が空気中の水(水蒸気)をとり
    こんで自発的に水溶液となる現象のことです。

    なので、できるだけ低温乾燥状態で小分け作業をしてます。
    開封後に袋の口をクルクルっと丸めて洗濯ばさみで止める
    だけではダメです。できるだけ袋の中の空気を抜いて、
    シーラーなどで密閉して下さい。
    2号は袋が二重になっているので、中袋も外袋も、それぞれ
    しっかり空気を抜いて密閉してます。

    これから大塚ハウスを使ってみようという方は、
    とにかく湿気には気をつけて保管して下さいね。
    大塚ハウスは粉末なので、使いやすい様に希釈用濃厚原液
    を作ります。
    私はいつもA処方の200倍希釈用原液を1・2号それぞれ
    2Lずつ作ります。

    このとき間違えてはいけないのは、粉末を溶かした原液を
    2L作るのであって、2Lの水に溶かすのではないってこと。
    1.5Lくらいの水で溶かして、あとで2Lになるまで水を
    追加します。

    2Lの水で粉末を溶かすと、粉末を入れた分だけ体積が増え、
    当然2L以上になります。

    試しに1Lの水に1号600gを溶かすと約1.27L
    DSC00174.jpg

    1Lの水に2号400gを溶かすと約1.2L
    DSC00173.jpg

    となりました。

    1Lに1号600g、2号400gだからA処方の400倍
    希釈用原液ってことで、20LのA処方液肥を作る時に、
    この原液を50mLずつ入れると、20%以上薄い濃度の液肥に
    なってしまいます。

    20LのA処方液肥には1号は本来30gを溶かすのだが、
    約1.27Lに600gの粉末が溶け込んでいる原液だから、
    その50mLには約23.6gの粉末しか溶け込んでいません。
    2号も同様に、20gのところが16.7gになります。

    この原液だと、20Lの水に1号63.5mL、2号60mLで
    A処方の標準濃度です。
    でも、こんなの計量するのが面倒です。

    1Lの水に1号300gを溶かした200倍希釈用原液なら
    10%、150gを溶かした100倍希釈用原液なら5%
    くらいの違いだし、毎回、同じ様に原液を作り、同じ様に
    希釈して液肥を作っていれば、EC値を測定した時に
    「あれっ、ちょっと薄いな?」って思う程度で、栽培をする
    上で特に問題になることは無いとは思うけど。

    それより、液肥が減ったら追加、減ったら追加を繰り返し、
    いつの間にかメチャメチャ濃い液肥で栽培してたって事を
    よくやっちゃうけど、こっちの方が問題が大きいか。(^^;
    だって液肥の全交換とか、こまめな測定なんて面倒なんだもん。
    DSC00297.jpg

    現在、私が水耕栽培で使っている液肥は、大塚ハウスです。

    水耕栽培を始めた時は、ハイポニカを使ってました。
    途中で飽きるかも知れないので、とりあえず1Lを購入し、
    何とか続けられそうなので、次は4Lを購入しました。

    4Lを標準の500倍希釈すると液肥2000Lが作れます。
    それでも夏はトマトやキュウリが大食漢なので、1日に20L
    ~40Lを補給しながら、これで50円分、100円分なんて
    せこい事を考えながら、4Lも約1年で使い切ってしまい、
    コストを考えて大塚ハウスに切替えました。

    ハイポニカは標準の500倍希釈でEC1.6くらい?
    原液4L 5,250円 液肥2,000L分 (2.625円/L)

    大塚ハウスは粉末で、
    アミノハウス1号 10kg 5,610円
    大塚ハウス2号 10kg 3,666円
    大塚ハウス5号 1kg 2,561円

    標準のA処方でEC2.6くらい
    1号 10kg 5,610円 6,667L分 0.85円/L
    2号 10kg 3,666円 10,000L分 0.37円/L (計1.22円/L)

    水道水のEC値が0ではなく、2.6 x 0.6 = 1.56 と計算通りには
    ならないが、A処方の0.6倍濃度でハイポニカと同等とすると、
    1号 10kg 5,610円 11,111L分 0.505円/L
    2号 10kg 3,666円 16,667L分 0.22円/L (計0.725円/L)

    ハイポニカの3分の1以下のコストです。

    5号はEC1.3以下の場合に、20~30g/tを追加します。
    25gとして、1kgの粉末は液肥40t分も有ります。
    EC1.3以下の時だけだと、一生かかっても使い切れないので、
    EC1.3以上でも追加しちゃってます。

    5号 1kg 2,561円 40,000L分 (0.065円/L)

    大塚ハウスは豊田肥料の通販で購入できます。

    で、なぜ液肥のことを書いたかと言うと、
    大塚ハウスは粉末です。
    液肥を作る度に粉末を溶かすのは面倒なので希釈用濃厚原液を
    作ります。原液を作る度に粉末を計量するのも面倒なので、
    前もって粉末を小分けする作業をしたからです。

    特に2号は吸湿性が高いので、小分け作業は湿度の低い冬に
    した方が良いんだけど、原液がなくなりそうなのに、
    小分けしたものがもう無いので仕方がなく…。

    粉末をこぼしても飛び散っても洗い流せるように、作業は浴室
    で行いました。
    浴室に一番近い部屋のエアコンをガンガンにかけて、扇風機で
    浴室の方に風を送り、かと言って浴室内で風があると粉末が
    飛ぶので、浴室内までは風が届かないくらいにして、しばらく
    したら約60%だった湿度が約40%まで下がりました。

    DSC00298.jpg

    DSC00299.jpg

    1号は600g、2号は400gずつ小分けして、
    更に1号と2号をセットにして密封パックした物を6セット
    作りました。
    これで来年分はあるはずです。
    もしかしたら再来年の、また夏頃に切れるかも?(^^;

    これで、1号600g、2号400gをそれぞれ水に溶かし、
    A処方の200倍希釈用原液を2Lずつ作ります。
    A処方液肥で400L、0.6倍だと667Lの液肥が作れます。